“苔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こけ97.2%
ごけ1.9%
こげ0.6%
とう0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釣瓶(つるべ)は外してありますが、覗くと山の手の高台の井戸らしく、石を畳み上げて水肌から五六間、苔(こけ)と虎耳草が一パイ生(は)えております。
清浄な檜林(ひのきばやし)を見つけた。わしは老母(おふくろ)の空骸(なきがら)を千年苔(ごけ)の下に埋めた。鍬(くわ)は近くの小挽(こびき)小屋から借りて来たものだった。
茶漬三略 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蕗(ふき)の苔(とう)が小さい頭をだしていたので、これをつまんで薬味として加えたところ、鼻の奥に涼香漂い舌端に爽烈の気を呼んで、思いがけなく心に佳饌の趣を催したのであった。
食指談 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)