旧聞日本橋きゅうぶんにほんばし22 大門通り界隈一束(続旧聞日本橋・その一)22 おおもんどおりかいわいひとたば(ぞくきゅうぶんにほんばし・そのいち)
あたしの古郷のおとめといえば、江戸の面影と、香を、いくらか残した時代の、どこか歯ぎれのよさをとどめた、雨上りの、杜若のような下町少女で、初夏になると、なんとなく思出がなつかしい。 土一升、金一升の日本橋あたりで生れたものは、さぞ自然に恵まれ …
作品に特徴的な語句
まさし やかま さい じき 平日しじゅう 児童こたち 生花きばな なく 此家こちら 児童 あが いと 強者したたかもの 元結もっとい 菖蒲しょうぶ 老父ちち はば より 平日ふだん ひと じじい かみなり 現今いま 狩野かのう 牢屋ろうや つばめ おい 深窓しんそう だま 泉市せんいち 氏子うじこ 種彦たねひこ 菅笠すげがさ 鳶職とびしょく かつら おご かしら きわ 金紗きんしゃ かね 辻新つじしん かんざし 豊国とよくに 角力すもう ふすま 裁縫しごと 葛引くずひき 菅糸すがいと 芝金しばきん すね 素人しろうと 住居すまい 哥沢うたざわ 呶鳴どな 合巻ごうかん 古郷ふるさと 双紙ぞうし 半纏はんてん 六歳むっつ 傾城けいせい やと 何時いつ うそ 伊達だて 仁坊まさぼう 二朱にしゅ 中柄ちゅうがら 三馬さんば 万八まんぱち 七歳ななつ 一片ひとひら 一時いっとき 少女おとめ 権助ごんすけ まくら 杜若かきつばた 木挽こびき 時雨しぐれ 新藁しんわら 一僊いっせん 広重ひろしげ 年配ねんぱい 此処ここ うち 定木じょうぎ うち めかけ 大店おおだな 大勢おおぜい つち 国芳くによし
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