“新藁”の読み方と例文
読み方割合
しんわら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今でも覚えているのは旧十月のの日の晩に、と称して新藁しんわらで太いつとを巻き立て、地面を打ってまわる遊びがあった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
岸を頼んだ若木の家造やづくり、近ごろ別家をしたばかりで、いたかやさえ浅みどり、新藁しんわらかけた島田が似合おう、女房は子持ちながら、年紀としはまだ二十二三。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新藁しんわらは、いきなひと投島田なげしまだばかりに売れるのではなく、素人しろうとでも洗い髪を束ねたりしてよく売れた。