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『海異記』
ふりがな文庫
『
海異記
(
かいいき
)
』
砂山を細く開いた、両方の裾が向いあって、あたかも二頭の恐しき獣の踞ったような、もうちっとで荒海へ出ようとする、路の傍に、崖に添うて、一軒漁師の小家がある。 崖はそもそも波というものの世を打ちはじめた昔から、がッきと鉄の楯を支いて、幾億尋とも …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約37分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間1分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
爺
(
じッ
)
徒
(
でえ
)
中
(
うら
)
汝
(
おめえ
)
寝
(
ねん
)
打
(
ぶッ
)
嬰児
(
ちのみ
)
此家
(
こん
)
寂
(
ひっそ
)
集
(
すだ
)
打
(
うっ
)
片端
(
かたはじ
)
汝
(
きさま
)
入交
(
いれか
)
可
(
いい
)
汝
(
てめえ
)
直
(
じき
)
上
(
うわ
)
姥
(
おんば
)
用
(
い
)
連
(
しき
)
事
(
こた
)
代
(
かわり
)
傍
(
かたえ
)
戦
(
わなな
)
蒼海
(
わたつみ
)
不可
(
いけね
)
吐
(
こ
)
曲
(
くね
)
退
(
すさ
)
大
(
おおき
)
鼻垂
(
はなったら
)
己
(
おら
)
鎖
(
じょう
)
頭
(
かぶり
)
暗中
(
くらやみ
)
覚
(
さま
)
許
(
とこ
)
正中
(
ただなか
)
危
(
あやぶ
)
食
(
あが
)
御坊
(
おぼう
)
出
(
いだ
)
活計
(
なりわい
)
太陽
(
てんとう
)
装
(
も
)
捩
(
よ
)
明
(
あかる
)
向
(
むき
)
恐怖
(
こわ
)
汁
(
つけ
)
切
(
きれ
)
沸
(
に
)
冷
(
つめた
)
瞑
(
ねむ
)
瞬
(
またたき
)
乾
(
から
)
余
(
あまり
)
傍
(
はた
)
言
(
ことば
)
兄哥
(
あにや
)
背向
(
そがい
)
結
(
ゆわ
)
奴
(
やっこ
)
庇
(
かげ
)
万代
(
よろずよ
)
上
(
あが
)
固
(
かたま
)
囲
(
い
)
姉様
(
あねさん
)
集
(
たか
)
難有
(
ありがて
)
支
(
つ
)
唾
(
つ
)
畝
(
あぜ
)
引
(
ひっ
)
菜
(
かず
)
悄乎
(
しょ
)
突貫
(
つきぬ
)
頭
(
つむり
)
尋
(
ひろ
)
蹌踉
(
よろめ
)
漁
(
すなど
)
倒
(
さかさま
)
紅
(
くれない
)
縁端
(
えんはし
)
勇
(
いさま
)
傍
(
わき
)
形
(
なり
)
笑
(
えみ
)
窘
(
すく
)
狙
(
ねらい
)
嬰児
(
あかんぼ
)
暗礁
(
かくれいわ
)
顔色
(
かおつき
)
貰
(
もれ
)
張
(
はり
)
戦
(
いくさ
)
幸福
(
しあわせ
)
暮向
(
くらしむ
)