“新道”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんみち75.7%
しんだう10.8%
しんどう8.1%
じんみち5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶店のえんに腰を掛けて、渋茶を飲みながら評議をした。……春日野の新道しんみち一条ひとすじ勿論もちろん不可いけない。峠にかかる山越え、それも覚束おぼつかない。
栃の実 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新道しんだう春日野峠かすがのたうげ大良だいら大日枝おほひだ絶所ぜつしよで、敦賀つるがかねさきまで、これを金澤かなざはから辿たどつて三十八里さんじふはちりである。かに歩行あるけば三年さんねんかゝる。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
城の前には、能美河のうみがわ新道しんどう河が流れ、この二つの川の落ち合うところは、大木をって逆茂木さかもぎとし、水流をせき止めるために杭を打ち渡した。
京橋八丁堀の玉子屋新道じんみちに住む南町奉行所の与力よりき秋山嘉平次が新川しんかわの酒問屋の隠居をたずねた。
真鬼偽鬼 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)