“籾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もみ98.1%
あら1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
所謂「真の批評家」はもみを米から分つ為に批評のペンを執るであらう。僕も亦時々僕自身の中にかう云ふメシア的欲望を感じてゐる。
門の内は稻をいだり、もみを乾したりするのに使はれる庭で、隅の方に柿の木が一二本立つてゐる外には、納家なやと土藏と塀と門と
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
勘次かんじはおしながどうにか始末しまつをしていた麥藁俵むぎわらだはらけて仕上しあげたばかりの藁俵わらだはらこめはかんだ。こめにはあかつぶもあつたがあらすこまじつててそれがつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
あらすこしたかゝつたな」勘次かんじはふとさういつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)