“量”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はか68.3%
かさ13.8%
りょう4.1%
はかり3.4%
りやう3.4%
はから1.4%
おも0.7%
こく0.7%
0.7%
はかる0.7%
めかた0.7%
りよう0.7%
ガサ0.7%
コンティティ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
××さん、あなたがわたしをほんとうに愛して下さる時、わたしははかってみました。その時、あなたの眼の輝きは、四十燭光でした。
それは遠方の大木と同様の大きさに見ゆれど、しかもそのかさにおいても、その局部においても、後者とはまったく一致せざるはずなり。
これがかれこころおきてとなっていました。すこしでもりょうおおいのをよろこんだ、このあたりのまずしい生活せいかつをしている人々ひとびとは、わざわざかれみせへやってきました。
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
是故にわが答への求むるところは、むしろかしこに泣く者をしてわがことばをさとらせ、罪と憂ひのはかりを等しからしむるにあり 一〇六—一〇八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
それもわづかくはからんだ晝顏ひるがほはなに一ぱいりやうそゝいではあわてゝ疾驅しつくしつゝからりとねつしたそらぬぐはれることもるのであるが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
○さてわが塩沢しほさはは江戸をさることわづかに五十五里なり、直道すぐみちはからばなほ近かるべし。雪なき時ならば健足たつしやの人は四日ならば江戸にいたるべし。
「はい、」と背後うしろむきに、戸棚へ立った時は、目を圧えた手を離して、すらりとなったが、半紙を抽出ひきだして、立返る頭髪かみおもそうに褄さきの運びとともに、またうなだれて、堪兼ねた涙が
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
おなじく大學だいがく學生がくせい暑中休暇しよちうきうか歸省きせいして、糠鰊こぬかにしん……やすくて、こくがあつて、したをピリヽと刺戟しげきする、ぬか漬込つけこんだにしん……にしたしんでたのと一所いつしよに、金澤かなざはつて、徒歩とほで、森下もりもと津幡づはた石動いするぎ
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
味噌をかったり、それでも手のすいているときは、炭の粉でせっせと炭団を丸めたりした。
痀女抄録 (新字新仮名) / 矢田津世子(著)
押領あふりやうせんとたくむ智慧ちゑの深き事はかるべからずと雖も英智の贋物にせものにして悉皆こと/″\邪智じやち奸智かんちと云ふべし大石内藏助は其身放蕩はうたうと見せて君のあだを討ちしは忠士の智嚢ちなうを振ひ功名を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
掛声でそのめかたを増すように、うおかしらを、下腹から膝頭ひざがしらへ、じりじりと下ろして行くが
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
りよう骨格こつがらひしさる首領かしらにしておほかみ
鬼桃太郎 (旧字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
読みではあつても、読みガサの少い方法に甘んじる様になり、ひき出しの摘要書きの範囲の広く及ばないのにれて、遂には、かあどの記録を思ひ止る様になつた。
古代研究 追ひ書き (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
私は現代の傾向を要約して「コンティティ」であると云ひたい。群衆と群集精神とは随所にはびこつて「クオリティ」を破壊しつつある。
少数と多数 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)