“白露”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらつゆ80.0%
はくろ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ死ねば何事も白露しらつゆと消えましょう。そして身も白骨になりさえすれば、どんな悪魔にも負けはしまい。あざ笑ってやれるでしょう。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何の樹とも知らないが、これが呼びものの、門口もんぐちに森を控えて、庭のしげりは暗いまで、星に濃く、あかりに青く、白露しらつゆつややかである。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
夏侯覇は、命を奉じて、わずか二十騎ほどを連れ、繚乱りょうらんの秋くらけた曠野の白露はくろを蹴って探りに行った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「二百十日に二百二十日、白露はくろに彼岸の秋分に、不動様のお開帳も近づきました」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)