“短夜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みじかよ96.6%
たんや3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、長閑のどかあたたかうららか日永ひながおぼろは春季と定め、短夜みじかよすずしあつしは夏季と定め
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
一行が、大津越えにかかる頃である。まだ短夜みじかよも明けない逢坂山おうさかやまの木立の上に、鉄砲を構えて、信長のすがたを待っている怪僧があった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
商家の小僧が短夜みじかよ恨めしげに店の大戸がらがらとあくれば、寝衣ねまき姿すがたなまめきてしどけなき若き娘が今朝の早起を誇顔ほこりがお
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と仙太郎の慈悲なさけから図らざることで親子主従が無事に助かりましたが、短夜みじかよゆえたちまちに明けまして、翌朝よくあさ仙太郎が子分に手紙を持たしてやり
這般この、好色の豪族は、はやく雨乞のしるしなしと見て取ると、日のさくの、短夜みじかよもはやなかばなりししゃ蚊帳かやうちを想ひ出した。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
彼方あなたもその幺微かすかなる声に語り語りてまざるは、思のたけ短夜たんやに余らんとするなるか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)