“颱風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たいふう93.6%
あらし4.3%
タイフーン2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
颱風たいふう……そのおびえ切った霊魂のドン底にわずかに生き残っている人間らしい感情までも、脅やかし、吹き飛ばし、掠奪しようとする。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
颱風あらし過ぎいたも冷えたるみのになにか蛙の時ならず鳴く
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
これは激烈なる颱風タイフーンの中心に無風地帯があり、そこだけは月が皓々こうこうと照って楽しげに鳥の舞っている現象をお考えになれば、皆様にもすぐお飲み込みになれることと思いますが
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)