『白南風（しらはえ）』

白南風は送梅の風なり。白光にして雲霧昂騰し、時によりて些か小雨を雜ゆ。欝すれども而も既に輝き、陰濕漸くに霽れて、愈〻に孟夏の青空を望む。その薫蒸するところ暑く、その蕩搖するところ、日に新にして流る。かの白榮と言ひ、白映と作すところのもの是也 …

著者	北原白秋
ジャンル	文学 > 日本文学 > 詩歌
文字種別	旧字旧仮名
読書目安時間	約1時間32分（500文字/分）
朗読目安時間	約2時間34分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

端（つま） 幸（さきは） 和（なぎ） 生（あ） 傍（そひ） 童（たわらは） 容貌（みめ） 勢（はや） 焦（こげ） 房（ぶさ） 疊（たたな） 谷（やと） 爺（をぢ） 笑（ゑまひ） 歩（あり） 現（あき） 蓋（きぬがさ） 葬（はふ） 食（を） 上（へ） 屈（く） 終夜（ひとよ） 清（さや） 午後（ごや） 出（づ） 食（じき） 戲（そば） 發（さ） 灯（ほ） 坐（ゐ） 柔（にこ） 嚴（いつ） 面（かほ） 笑（ゑま） 香（かう） 勢（きほ） 撓（たを） 木履（サボオ） 清（すが） 眼前（まなさき） 夕（よ） 青（を） 面（も） 現（うつ） 凍（いて） 一杯（ひとつき） 蹲（かが） 過（よ） 放（はふ） 繁（し） 映（はえ） 寢（いね） 障（さや） 行（ゆき） 了（を） 外（と） 柔（やは） 圓（つぶ） 和（な） 南瓜（かんぼちや） 正面（まと） 兩（もろ） 照（で） 思（も） 邊（へ） 酸（すゆ） 日（び） 市中（いちなか） 女子（をみなご） 雄（をす） 未（まだ） 紅（あけ） 圓（まど） 石（いは） 喚（おら） 虐（しひた） 楓（かへるで） 風（かざ） 參（ま） 標（しめ） 薄氷（うすひ） 冷（さ） 全（また） 水禽（みづどり） 牛車（ぎうしや） 下（しも） 互（かた） 清々（さわさわ） 立（だ） 大根（おほね） 淡々（あはあは） 喬木（たかぎ） 萌（もえ） 桔梗（きちかう） 層（さう） 幽（かそ） 潛（くぐ） 薔薇（うばら） 楚（すはえ） 奴（やつこ）

題名が同じ作品

白南風 （新字旧仮名）／ 北原白秋 （著）