“樹氷”の読み方と例文
読み方割合
じゅひょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
或る寒い朝のことフッと気が付いてペンを投げ棄て、窓の外を覗いてみると、外は一面の樹氷じゅひょうで、その中にチラホラと梅が咲いているのに驚いた。
眼を開く (新字新仮名) / 夢野久作(著)
四明しみょうたけ樹氷じゅひょう、湖水をぐ北風。叡山東坂本の行宮あんぐうは、寒烈、そんな一語ではつくせない。言語に絶する寒さだった。また敗報に次ぐ敗報のうえに
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)