“たいふう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
颱風66.7%
台風16.7%
大風15.2%
頽風1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目下南洋から本ものの颱風たいふうが上って来ていて、五日の夜までには、この間の疑似よりもっとこわいのがやって来ると云っています。
だが、地の利と、嶮岨けんその安全感から、この人々は、台風たいふう圏外けんがいにいる気もちで、至極、悠暢ゆうちょうにかまえこんでいたらしい。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
六年には東北に螟虫めいちゆうが出来る。海嘯つなみがある。とう/\去年は五月から雨続きで、冬のやうに寒く、秋は大風たいふう大水たいすゐがあり、東北をはじめとして全国の不作になつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
女は内を守り、男は外に労するがために、外に労する男がややもすると放逸に陥り易く、ついに頽風たいふう汚俗おぞくかもすに至る。
婦人問題解決の急務 (新字新仮名) / 大隈重信(著)