“新米”の読み方と例文
読み方割合
しんまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「僕はこいつを知っている。この山内に野宿している新米しんまいの子持ち乞食だ。あの洋服を着せられているのは、こいつの子供なんだよ」
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
とその店の女中のうちで一ばんの新米しんまい、使いはしりをつとめていた眼のすずしい十五六歳の女の子に、そう言って元気をつけてやった。
狂言の神 (新字新仮名) / 太宰治(著)
眼を開いて見るとタッタ今噂をしていた柳井副院長が、新米しんまいらしい看護婦を二人従えて、ニコニコしながら近づいて来た。
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)