“撫子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なでしこ95.8%
とこなつ3.2%
カーネーション1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中(なか)に咲(さ)いたやうな……藤紫(ふじむらさき)に、浅黄(あさぎ)と群青(ぐんじやう)で、小菊(こぎく)、撫子(なでしこ)を優(やさ)しく染(そ)めた友染(いうぜん)の袋(ふくろ)を解(と)いて、銀(ぎん)の鍋(なべ)を、園(その)はきら/\と取(と)つて出(で)た。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
竜胆(りんどう)と撫子(とこなつ)でございます。新夫人(にいおくさま)の、お心が通いまして、折からの霜に、一際色が冴(さ)えました。若様と奥様の血の俤(おもかげ)でございます。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
撫子(カーネーション)の垂れ下がるほど巨(おお)いなる瓣(はなびら)——というところは、第一、撫子(カーネーション)には肉化(インカーネーション)の意味もあり、また、巨きな瓣を取り去ろうとするがなし得ない——というところは、その肉化した瓣が
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)