“袋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくろ77.1%
ぶくろ14.3%
フクロ1.9%
わな1.0%
たい1.0%
ふく1.0%
カロブ1.0%
バツク1.0%
バツグ1.0%
ポケット1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だれが、そのあいだにやってきてもあわないつもりで、ぐちかためた。そして、まめふくろからして、熱心ねっしんかぞえはじめました。
幸福の鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
二人ふたり少年しょうねんは、すすきのかげから、かおして往来おうらいほうをながめていました。おなくみ岡田おかだが、ぞうりぶくろをぶらさげながら、かえっていきました。
子供どうし (新字新仮名) / 小川未明(著)
出稼人デカセギニン根性コンジョウヤメヨ。フクロカツイデ見事ミゴト帰郷キキョウ被告ヒコクタル酷烈コクレツ自意識ジイシキダマスナ。ワレコソ苦悩者クノウシャ刺青イレズミカクシタ聖僧セイソウ。オ辞儀ジギサセタイ校長コウチョウサン。「ハナシ編輯長ヘンシュウチョウチタイモノワラワレマイ努力ドリョク
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
しかしその態度が慎重でどうもニードの「わな」にかかるかどうか。リエージュはその間に陥落する。集中は予定通り出来る。敵の攻勢を待とうか、待ちたいが集中は終る。
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
五色に透いて輝きまするわにの皮三十六枚、沙金さきんつつみ七十たい
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
赤子はせるし、おふくらはじける。
横穴の途中で、私たちの顔見知りの村の老爺が、カロブを背負って、向うから来てすれちがったが、私たちの姿が見えないのか、そのまま行ってしまった。
米国アメリカでは心の臓はオペラバツク同様女の持物になつてゐるので、背高のつぽの議員はそんな物は持つてゐなかつた。
今の上流夫人の好くものは、お手製の西洋菓子と、オペラバツグと、新音曲と——いづれもお上品で軽い物揃ひである。
平一郎は片方の手をズボンのポケットに突込んで、右手で和歌子の手を握っていた。微かな温かみ、その温かみこそ僅かに秋の夜中の寂寥と冷気とから二人を元気づけていた。
地上:地に潜むもの (新字新仮名) / 島田清次郎(著)