“わな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワナ
語句割合
71.3%
係蹄11.3%
5.1%
陥穽2.9%
2.5%
蹄係1.5%
輪索1.1%
0.7%
0.7%
0.7%
0.4%
0.4%
環投0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピストルでもわなでもることの出来ないものです。眼に見えないその怪物に誘い出されて、みんなあの河へ吸い込まれてしまうのです。
麻畑の一夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その奸黠かんかつなる工事は、もとよりいかなる係蹄わなをも許す戦争ではとがむべきことではないが、いかにも巧みになされていたので
どうしてもつと堂々と文子の美点を強調し、文子の美点に比べたなら、わなにもかからぬ老獪な狐のやうな卓一の心をあばいてやらなかつたのであらうか。
父親を陥穽わなおとしいれ、一家を離散させ、母親を自害させ、限りない苦悩のどん底に投げ入れたのだと思うと、雪之丞は、只、すぐに一刀に斬り殺したのでは
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「ウム、僕にもどうもせないんだ。まるで、わなの中を歩いているような気がするよ」と法水にも錯乱した様子が見えると
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
二の足には毛ありて腋下に及び、背胸せむねまた左右の脇には蹄係わなと小楯と畫かれぬ 一三—一五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
其の葉の隙から時々白く、殆ど銀の斑点はんてんの如く光って見える空。地上にも所々倒れた巨木が道を拒んでいる。攀上よじのぼり、垂下り、絡みつき、輪索わなを作る蔦葛つたかずら類の氾濫はんらんふさ状に盛上る蘭類。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
ようやくにして「さアお問なさい」と云う、あゝ目科は如何なる問を設けて倉子をわなに落さんとするや、定めし昨夜藻西太郎を問し如く敵の備え無き所を見て巧みに不意の点のみを襲うならんと
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
と同時に、(老いたる尊とき導師はわななくダンテの手をひいて、更に他の修羅圏内に進んだのであらう。)新らしき一陣の殺気さつと面を打つて、別箇の光景をこの室内に描き出したのである。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
上葉うはばたゆげにわななきて。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
しかしその態度が慎重でどうもニードの「わな」にかかるかどうか。リエージュはその間に陥落する。集中は予定通り出来る。敵の攻勢を待とうか、待ちたいが集中は終る。
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
そこでモルトケ大将は、敵の攻撃に対しメッツ要塞を利用し、いわゆるニードの「わな」に敵を誘致して一撃を与え、主力はマース右翼の敵の背後に迫るような作戦を希望したものらしい。
戦争史大観 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
お雪さんと並んで据わっていたとき、自然が己に投げ掛けようとしたわなの、頭の上近くひらめくのが見えた。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
木琴や積木や智慧ちゑや、それから地球儀や、環投わなげ遊びの道具などもありました。
仔猫の裁判 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
『人死亡みまかる時に、若くはわなきて自らしたがひ、或は絞きて殉はしめ、及びあながちにゆきし人の馬を殉へるが如き旧俗は、皆悉くとどめよ』
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
三四二 渇愛に驅使せらるゝ人は兎のわなに係つて走るが如し、結と著とに縛せられて數しば長時の苦を受く。
法句経 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此鏡は天道てんたうさまよりたれにも/\あたへおかるれどもみがゝざればてらさずと、われわかかりし時ある経学者けいがくしやをしへきゝしと、狐のはなしにつけ大学のわなにかけて風諫ふうかんせしは