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遅桜
ふりがな文庫
“遅桜”の読み方と例文
旧字:
遲櫻
読み方
割合
おそざくら
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おそざくら
(逆引き)
きょうも彼は、
八坂
(
やさか
)
、
祇園林
(
ぎおんばやし
)
など、
遅桜
(
おそざくら
)
の散りぬく下を、宿の方へ、戻りかけていた。すると誰か、将門将門と、うしろで呼ぶ者がある。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
古奈
(
こな
)
、長岡——長岡を出た山路には、
遅桜
(
おそざくら
)
の
牡丹咲
(
ぼたんざき
)
が薄紫に咲いていた。長瀬を通って、三津の浜へ出たのである。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
所々
(
しょしょ
)
に
遅桜
(
おそざくら
)
が咲き残り、
山懐
(
やまぶところ
)
の段々畑に、菜の花が黄色く、夏の近づいたのを示して、日に日に潮が青味を帯びてくる相模灘が
縹渺
(
ひょうびょう
)
と霞んで、白雲に
紛
(
まぎ
)
れぬ濃い煙を吐く大島が
船医の立場
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
遅桜(おそざくら)の例文をもっと
(11作品)
見る
遅
常用漢字
中学
部首:⾡
12画
桜
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
“遅桜”と季節(春)が同じ季語
食物|
鰆
蕨
枸杞
鶯餅
白子干
行事|
卒業式
植物|
藤
雪柳
令法
初花
木蓮
時候|
仲春
長閑
雨水
啓蟄
余寒
天文|
春風
霾
春日和
朧月
陽炎
地理|
春潮
流氷
残雪
雪間
雪崩
動物|
燕
松毟鳥
鷽
仔馬
雲雀
人事|
菱餅
大試験
朝寝
風車
種痘
“遅桜”と分類(植物)が同じ季語
春|
躑躅
梅
若緑
桑
土筆
夏|
葉桜
蓮花
向日葵
秋|
彼岸花
萩
朝顔
鶏頭
竜胆
冬|
山茶花
水仙
葉牡丹
柊
枯葉
新春|
楪
歯朶
橙
福寿草
若菜
“遅”で始まる語句
遅
遅々
遅疑
遅蒔
遅鈍
遅刻
遅速
遅滞
遅延
遅日
“遅桜”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
吉川英治
泉鏡花
正岡子規
菊池寛
萩原朔太郎
岡本綺堂