“新参”のいろいろな読み方と例文
旧字:新參
読み方割合
しんざん64.3%
しんまい21.4%
しんめえ7.1%
シンザン7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よもや、新参しんざん民蔵たみぞうが、その人の一民部みんぶであろうとは、ゆめにも知らない梅雪入道ばいせつにゅうどう、おもわず驚嘆きょうたんの声をもらしてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今日は、おれの方に一人の新参しんまいがあった、それは、贋金遣にせがねづかいとやらの罪で、この牢へ送られた男だが、その男から聞いた話だ」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
その話は、牢へ新参しんめえの口から聞かねえ話でもござりません。
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
話は、又逆になるが、仏も元は、凡夫のイツいた九州辺の常世神に過ぎなかつた。其が、公式の手続きを経てのカヘ新参シンザンが、欽明朝の事だと言ふのであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)