“しんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:シンザン
語句割合
深山73.8%
新参21.4%
新參4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文「なアに雪女郎は深山しんざん雪中せっちゅうで、まれに女のかおをあらわすは雪の精なるよしだが、あれは天神様へお百度でも上げているのだろう」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
就中なかんずく厳しく守られていたのは新参しんざん故参こさんの序次で、故参は新参のために座より起つことなく、新参は必ず故参の前に進んで挨拶あいさつしなくてはならなかった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
如何どうも申されねどおまへさまのおさしさはにしみてわすれませぬ勿躰もつたいなけれどお主樣しゆうさまといふ遠慮ゑんりよもなく新參しんざんのほどもわすれてひたいまゝの我儘わがまゝばかり兩親ふたおやそばなればとて此上このうへ御座ございませぬりながらくやしきは生來せいらいにぶきゆゑ到底とて御相談ごさうだん相手あいてには
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)