“雹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょう92.5%
ひよう5.7%
へう1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この渦が雷雨の一つの型であって、こうして出来た上昇気流が、電気の分離を生じ、あのすさまじい電光になり、またひょうを降らすのである。
「茶碗の湯」のことなど (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
天地の諸声をあざむく奏楽が同時に耳をろうすばかり沸きあがった。万歳の声は雲をふるわした。その夕方、大きなひょうが石のごとく降った。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
するとそれを合い図にして、耳をろうし目をくらますほどの恐ろしい殴打おうだは、ひょうの降るような音を立てて七つの馬車の上に浴びせられた。
いよいよ天幕を張ろうと用意にかかった時、今まで晴れていた空が急に曇って来たかと思うと、バラバラと大粒なひょうが烈しく落ちて来た。
虎狩 (新字新仮名) / 中島敦(著)
それから間もなく洛中らくちゅうの空に黒雲がおゝひろがって大雷雨が襲来し、風を起しひょうを降らして、宮中の此処彼処こゝかしこに落雷した。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
地気天に上騰のぼりかたちなして雨○雪○あられみぞれひようとなれども、温気あたゝかなるきをうくれば水となる。
ひようが降つたのか? そいつは困つたのう」
おスミの持参金 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
ひようであるかと思はれた
山羊の歌 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
ひようは夏ありそのべんこゝにりやくす)地のかんつよき時は地気ちきかたちをなさずして天にのぼ微温湯気ぬるきゆげのごとし。
およそ天よりかたちしてくだものあめゆきあられみぞれひようなり。
つたふ、むかし越山ゑつざん蜥蜴とかげみづつてへうく。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)