「茶碗の湯」のことなど「ちゃわんのゆ」のことなど
もう三年ばかり前のことであるが、小宮先生の紹介で鈴木三重吉氏の未亡人の方から、『赤い鳥』に昔出ていた通俗科学の話を纏めて、一冊の本にしたいから、その校訂をしてくれというお話があった。 三重吉氏の『赤い鳥』が、児童文学とも称すべき新しい境地を …