“青嵐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せいらん50.0%
あおあらし38.9%
あをあらし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄蕃允は小姓をさしまねいて、愛馬“青嵐せいらん”を彼方から曳かせ、武者十名ほど具して、そこから直ちに中尾山の本陣へ向って行った。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
歳は三十の前後、細面ほそおもてで色は白く、身はせているが骨格はえています。この若い武士が峠の上に立つと、ゴーッと、青嵐あおあらしくずれる。
青葉が中にもれ玉へる御境涯を想ひやりては、小生も何となう青嵐あをあらしに胸吹き払はるゝ心地いたし候。云々
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)