“雪渓”のいろいろな読み方と例文
旧字:雪溪
読み方割合
せっけい80.0%
せつけい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アルプス山中の万年雪まんねんゆきまでがどんどんとけ出した。雪渓せっけいの上を、しぶきをあげて流れ下る滝とも川ともつかないものが出来、積雪せきせつはどんどんやせていった。
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
汽車に乗ればやがて斧鉞ふえつのあとなき原始林も見られ、また野草の花の微風にそよぐ牧場も見られる。雪渓せっけいに高山植物を摘み、火口原の砂漠さばく矮草わいそうの標本を収めることも可能である。
日本人の自然観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
つるぎ岳、冠まつ、ウジちようくまのアシアト、雪渓せつけい、前つるぎ
冠松次郎氏におくる詩 (新字旧仮名) / 室生犀星(著)