“李”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すもも66.7%
13.0%
すもゝ11.6%
リー4.3%
リイ2.9%
すもんも1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掘起した土の中からは、どうかすると可憐かれん穎割葉かいわればすももの種について出て来る。彼は地から直接じかに身体へ伝わる言い難い快感を覚えた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
げんさんは会社かいしゃにつとめて、ごくほがらかな性質せいしつでありましたが、さんはそれにくらべて口数くちかずすくない、うちきなところがありました。
クラリネットを吹く男 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すもゝにはから背戸せどつゞいて、ちひさなはやしといつていゝくらゐ。あの、そこあまみをびた、美人びじんしろはだのやうな花盛はなざかりをわすれない。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
或る日、C女史の晩餐にリー牧師とその息子の天錫ティンシイが招待されて来た。天錫の静かな慎しみぶかさや、生粋な中国の聰明さにみちた風貌は、淑貞のこころに東洋の香りを充満させた。
春桃 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
リイさん、ていさん、支那服しなふくさん
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
はらいてえのか毒消どくけしでもませてつか、らもはあ、うめだのすもんもだの成熟できちやびや/\すんだよ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)