“穎割葉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいわれば50.0%
かひわれば25.0%
かひわりば25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
掘起した土の中からは、どうかすると可憐かれん穎割葉かいわればすももの種について出て来る。彼は地から直接じかに身体へ伝わる言い難い快感を覚えた。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
種子たねのみだれの穎割葉かひわれば
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
一寸ちよつと苗屋さんと、窓から呼べば引返ひつかへすを、小さき木戸を開けて庭に通せば、くゞる時、笠を脱ぎ、若き男の目つき鋭からず、頬のまろきが莞爾莞爾にこにこして、へい/\召しましと荷を下ろし、穎割葉かひわりば
草あやめ (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)