“すもも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
92.0%
4.0%
杏桃4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すっかり涙で洗われた顔は、新鮮なすもものように紅くなって、十九娘のむせ返るような魅力が何んとも言いようの無い匂いをき散らします。
黄金を浴びる女 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「お貰いに行くのも結構ですが、今日は二人で遊びましょう。色々の花が咲きました、桜に山吹に小手毬こてまり草に木瓜ぼけすもも木蘭もくらんに、海棠かいどうの花も咲きました」
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
熱血僧ねっけつそう忍剣にんけんは、だんだんと聞いてゆくうちに、その耳朶じだ杏桃すもものように赤くしてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)