“杏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんず89.7%
すもも2.9%
きょう2.9%
すもゝ1.5%
アンズ1.5%
プラム1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
杏(あんず)と巴旦杏(はだんきやう)。杏は二本とも若木であるが、巴旦杏は本當ならいま實を結ぶわけであつた。花は咲いたが、どうもこの木、枯れるらしい。
たべものの木 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
ベソを掻き掻き、鄆哥はそこら中にころがり出した梨や杏(すもも)を籠へ拾いあつめ、あとも見ずに、その日はついに逃げ出してしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ある日、寺僧が庭のぼたん杏(きょう)を採って鉢に盛り、それを「おなぐさみに」と机の端に置いてくれた。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やう/\のこと、國(くに)の役人(やくにん)の世話(せわ)で手輿(てごし)に乘(の)せられて家(いへ)に着(つ)きました。そこへ家來(けらい)どもが駈(か)けつけて、お見舞(みま)ひを申(まを)し上(あ)げると、大納言(だいなごん)は杏(すもゝ)のように赤(あか)くなつた眼(め)を開(ひら)いて
竹取物語 (旧字旧仮名) / 和田万吉(著)
日本書紀に“生田村ニ杏(アンズ)ガ実(ナ)ル”と誌されたのが、杏の記録の始めだとか、また古来、ここの神社は松を嫌い、松の木は一本もなく、正月のシメ飾りも、能楽堂の杉戸の絵も
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
砂糖漬の杏(プラム)はうまかったが、他の砂糖菓子は何等の味もしないので、外国人にはうまいとは思われぬ。