“銀杏樹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いちょう33.3%
いちょうのき33.3%
いてふ16.7%
いちやう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
考古学教室は、五区の左側にある赤い煉瓦れんがづくりの古風な二階建であって、まわりには銀杏樹いちょうとポプラとがとりまいていた。
海底都市 (新字新仮名) / 海野十三(著)
うちまえには、おおきな銀杏樹いちょうのきがありました。そのがしだいにいろづいてきました。さよこわれかかった石段いしだんこしをかけて、雑誌ざっしんでいました。
善いことをした喜び (新字新仮名) / 小川未明(著)
銀杏樹いてふよ、くるほしき
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
夕日の眞赤な光が對岸の緑の平野の上に被ひかぶさつて、地平線を凸凹でこぼこにする銀杏樹いちやうらしい、またけやきらしい樹の塊りは、丁度火災の時のやうに、氣味わるく黒ずんでゐる。
少年の死 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)