“杏子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんず90.9%
エイプリコト9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのワップルに二色あって、一つはクリーム入り、もう一つは、杏子あんずのジャムが入っていた。戦後も尚、ワップルは健在であろうか。
甘話休題 (新字新仮名) / 古川緑波(著)
猪の焙肉あぶりにくや、薄焼や、干飯ほしいやかち栗、乾した杏子あんずなど、それぞれの包みを中に入れて巻き、それを背負えるようにしっかりとくくった。
その壁には高さ四間もあろうかと思われる杏子エイプリコトの枝を見ごとに這いまとわせてあるのが十数本並んでいて珍らしかった。
シェイクスピアの郷里 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)