“蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へび52.7%
じゃ30.4%
じや5.7%
くちなわ4.9%
くちなは2.6%
1.0%
おろち0.8%
ながむし0.5%
ぢや0.5%
をろち0.3%
へみ0.3%
ヘビ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両々ゆずらず、神謀鬼策しんぼうきさくじゃの道はへび、火花をちらす両雄の腹芸はらげいというところだが、話が出来すぎているようだ。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
弟定次郎がじゃの道はへびで支倉の悪事に感づいた事が、思えばこの事件の起る原因だったのだ。支倉は彼の脅迫を恐れて貞を殺したのだろうか。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
両々ゆずらず、神謀鬼策しんぼうきさくじゃの道はへび、火花をちらす両雄の腹芸はらげいというところだが、話が出来すぎているようだ。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
じゃがさがはねて、助六すけろくが出るなど、江戸気分なもの、その頃のおもちゃにはなかなか暢気のんきなところがありました。
日高川ひだかがは清姫きよひめなどは、きながらじやになつたといふから、これこの部類ぶるゐれてもい。
妖怪研究 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
けたならけたでよし今夜こんやじやらうもんねえが、一晩ひとばん出懸でかけてべい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
袖にはくちなわ、膝には蜥蜴とかげあたり見る地獄のさまに、五体はたちまち氷となって、慄然ぞっとして身を退きましょう。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
天竺てんじくの佛教比丘びくも、器物うつわもの髑髏どくろの如し、飯は虫の如し、衣はくちなわの皮の如しと説き、唐土の道宣どうせん律師も
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
くちなは料理れうり鹽梅あんばいひそかにたるひとかたりけるは、(おう)が常住じやうぢう居所ゐどころなる
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
其頃御坊ごばうさんの竹薮たけやぶたけのこを取りにはいつた在所ざいしよの者が白いくちなはを見附けた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
そこにこそ外部の静穏の下に、ホメロスの描ける巨人の戦いがあり、ミルトンの語れる竜や九頭の混戦があり妖怪の群れがあり、ダンテの言える幻の渦がある。
ほそふくれたるかしらたなごころに握って、黄金こがねの色を細長く空に振れば、深紅しんくの光は発矢はっしと尾よりほとばしる。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さて谷本博士は、『古事記』に、品地別命ほむじわけみこと肥長比売ひながひめと婚し、ひそかに伺えば、その美人おとめごおろちなり、すなわちかしこみてげたもう。
竜頭といふも恐ろしや、日高の川にその昔、おろちとなつたる清姫の、心もかうと。
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
何と、お行者ぎょうじゃ、未熟なれども、羽黒の小法師こほうし、六しゃくや一じょうながむしに恐れるのでない。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
二人の別れたあとには、例のながむし死骸しがいにたかった青蝿あおばえが、相変わらず日の光の中に、かすかな羽音を伝えながら、立つかと思うと、止まっている。……
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ぢやえぢきかざて、おたかべのあらば、お祭りのあらば、うにきやらやほこて、又からやほこて、作るづくりも時々に出来でき
ユタの歴史的研究 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
路は次第に険しくなつた。が、馬が通ると見えて、馬糞が所々に落ちてゐた。さうしてその上には、ぢやてうが、渋色の翅を合せた儘、何羽もぎつしり止まつてゐた。
槍ヶ岳紀行 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
まことに知る、鏡を懸け珠を吐きたまひて、百の王相續き、劒ををろちを切りたまひて、萬の神蕃息はんそくせしことを
かれその美人をとめ竊伺かきまみたまへば、をろちなり。
ここにその大神出で見て、「こは葦原色許男あしはらしこをの命といふぞ」とのりたまひて、すなはち喚び入れて、そのへみむろやに寢しめたまひき。