“活”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
い80.5%
いき7.4%
いか4.4%
かつ1.8%
くわつ1.0%
はたら1.0%
はた0.8%
イ0.6%
いけ0.6%
かっ0.4%
いきる0.4%
くら0.4%
なりはひ0.2%
イキ0.2%
カツ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
予のいわゆる活(い)ける人間とは、死せる人間に対する言辞(ことば)にあらずして、死せる智識や活用されざる学問を有する者に対して言うのみ。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
まさかこればかりを客に出すわけにもいかないから、活(いき)あゆの塩焼きといっしょにして「源平焼(げんぺいや)きでございます」などといって出す。
インチキ鮎 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
その芸に依(よ)って活(いか)される、芝居の人物に恋していたと云う、ロマンチックな人間離れをした恋を、面白く思わずにはいられませんでした。
ある恋の話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
フランス文学にあらわれているこういう真面目な収穫は、今日の所謂(いわゆる)事変活(かつ)の入った作家たちに深く暗示するところあるわけなのだが。
敗(やぶ)れたる專(せん)門棋士(きし)の胸(けう)中や果(はた)して如何に? どんな勝負(せうふ)事も背(はい)後に生活(くわつ)問題(もんだい)が裏(うら)附けるとなれば一そう尖鋭化(せんえいくわ)してくる事は明かだが
「大和へやる」の「やる」という語も注意すべきもので、単に、「帰る」とか「行く」とかいうのと違って、自分の意志が活(はたら)いている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
自分の運命に対する強い信頼が小供の時から絶えず活(はた)らいていたけれども、またその側には常に自分の矮小(わいしょう)と無力とを恥じる念があって
自己の肯定と否定と (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
伊勢の国に居られる貴い巫女(ミコ)——おれの姉御(ゴ)。あのお人が、おれを呼び活(イ)けに来ている。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
年中鉄舟先生(てっしゅうせんせい)やら誰やらの半折物(はんせつもの)が掛けてあって、花活(はないけ)に花の絶えたことがない……というと結構らしいが、其代り真夏にも寒菊が活(いけ)てあったりする。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
すなわち頭髪(かみ)は肩まで生い身長(せ)の長きこと二丈(じょう)余り、足は板敷を踏みながら首は天井の上まで懸かり、尚その低きを憤(いきどお)るが如く大眼活(かっ)と見開いて下界を爛々(らんらん)と睨(にら)んでいる。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
死(しぬ)か活(いきる)かの際(きは)にいたりて此銭を何にかせん、六百にて弁当を売(うり)玉へといふ。
晏如(あんじよ)として活(くら)しをして行く方法があつたのです。
されど封傳(てがた)なくして、いかにして拿破里には往かるべきぞ。又縱令(よしや)かしこに往き着かんも、識る人とては一人だに無き身の、誰に頼りてか活(なりはひ)をなさん。
夫れ文章は活(イキ)んことを要す。文章活ざれば意ありと雖も明白なり難く、脚色は意に適切ならんことを要す。適切ならざれば意充分に発達すること能わず。
小説総論 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
そういう瞬間に会わないと、活(カツ)の入らないような心で、作家たちさえも生きて来ていて、そういう瞬間の自覚を人間性の覚醒、生の覚醒という風に感傷するのね。