“專”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
もつぱ65.4%
せん19.2%
もつぱら7.7%
もは3.8%
もツぱ3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときはたには刷毛はけさきでかすつたやうむぎ小麥こむぎほのか青味あをみたもつてる。それからふゆまた百姓ひやくしやうをしてさびしいそとからもつぱうちちからいたさせる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
やぶれたるせん棋士きしけう中やはたして如何に? どんな勝負せうふ事もはい後に生くわつ問題もんだいうら附けるとなれば一そう尖鋭化せんえいくわしてくる事は明かだが
このとき我に現はれし物あり、いとつよくわが心をきてこれを見るにもつぱらならしめ、我をしてわが告白を忘れしむ 七—九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
春の陽を豊かに浴びてさつ鳥雉子きぎしもはら砂浴びてゐる
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
學士は一元哲學の立場からして、極端な死滅論者で、もツぱら新ダーウイン派の説を主張してゐる。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)