“裏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うら65.4%
うち28.8%
なか1.3%
0.8%
つつ0.8%
ウラ0.8%
うしろ0.4%
うゥら0.4%
つつみ0.4%
つゝ0.4%
ツツ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やぶれたるせん棋士きしけう中やはたして如何に? どんな勝負せうふ事もはい後に生くわつ問題もんだいうら附けるとなれば一そう尖鋭化せんえいくわしてくる事は明かだが
ほ一層の探索と一番の熟考とをげて後、きたくは再び来らんもおそからず、と失望のうち別に幾分の得るところあるをひそかに喜べり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
なか這入はいッて見ると大違い、もっとも客も相応にあッたが、給事のおんなが不慣れなので迷惑まごつく程には手が廻わらず、帳場でも間違えれば出し物もおくれる。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
して見ると臥竜窟がりょうくつ主人の苦沙弥先生と落雲館八百の健児との戦争は、まず東京市あって以来の大戦争の一として数えてもしかるべきものだ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
げにやくまなく御稜威は光被する。鵬翼萬里、北をおほひ、大陸をつつみ、南へ更に南へびる。曠古未曾有の東亞共榮圈、ああ、盟主日本。
新頌 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
其が、いんちき・いかさまの厭な年よりに拾ひ上げられて、その家の娘に狎れて夫婦になつた、と言ふはしにも杭にもかゝらぬ「町ウラの人」である。
辻の立ち咄 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
うしろの、屋根が破れて物がはいらずにあるから、板を載せて置きやしたが、うらの大きな納屋が明いて居りやんして、別に物をれないようでがんすが、旦那様彼処あすこ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
お羽根のうゥらに首まげて。
まざあ・ぐうす (新字新仮名) / 作者不詳(著)
雑塵ざつぢん遠世とほよつつみうち透かし吾れ命あれや光り息づく
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
わが未だ地獄に降りて苦しみをうけざりしさきには、我をつゝ喜悦よろこびもとなる至上の善、世にてと呼ばれ 一三三—一三五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
八目之荒寵ヤツメノアラコを作り、其河石を取り、塩に合えて、その竹の葉にツツみ、トコい言わしめけらく、此竹葉タカバの青むがごと、此竹葉の萎むがごと、青み萎め。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)