“裏庭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらにわ52.6%
うらには31.6%
にわ5.3%
うらて5.3%
ヤード5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分じぶん真心まごころがいつか、にいさんにわかるときがあろう。」と、おとうとは、一粒ひとつぶのしいの裏庭うらにわめて、どこへとなくりました。
白すみれとしいの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
勘次かんじ草刈籠くさかりかご脊負せおつて巡査じゆんさあといて主人しゆじんいへ裏庭うらにはみちびかれた。巡査じゆんさ縁側えんがは坐蒲團ざぶとんこしけたとき勘次かんじかご脊負せおつたまゝくびれてつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
百姓家ひゃくしょうや裏庭にわで、家鴨あひるなかうまれようとも、それが白鳥はくちょうたまごからかえ以上いじょうとりうまれつきにはなんのかかわりもないのでした。
自分は学校の窓から裏庭うらて羅漢松くさまきの芽の新なる緑をじっ見入みいって色々の空想にふけっていた。するとベルが鳴ってハーン先生が来たのである。この日初めて先生の顔を見るのだ。
余り市中から遠くない半郊外で、相当に展望もあり、本でも読める樹蔭があると同時に、小さい野菜畑や、鶏でも飼う裏庭ヤードがあったら、田園生活のすきな自分は如何程よろこぶでしょう。
書斎を中心にした家 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)