“一粒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとつぶ80.0%
いちりゅう12.0%
いちりふ8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ポポーヷ (伏眼になって)ルカー、おまえ馬舎うまやへ行ってね、今日はトビーにカラス麦を一粒ひとつぶもやらないように、言って来ておくれ。
きざはしを下りざまに、見返ると、外囲そとがこいの天井裏に蜘蛛くもの巣がかかって、風に軽く吹かれながら、きらきらと輝くのを、不思議なるちりよ、と見れば、一粒いちりゅうの金粉の落ちて輝くのであった。
七宝の柱 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いやうも永持ながもちはあるまいとおもはれる、ほとんど毎日まいにちぬといつとほ人間にんげんらしき色艷いろつやもなし、食事しよくじ丁度ちやうど一週間いつしうかんばかり一粒いちりふくちれることいに
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)