“裏口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うらぐち94.7%
うら5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うすもころがしてました。おもちにするおこめ裏口うらぐちかまどしましたから、そこへも手傳てつだひのおばあさんがたのしいきました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
裏口うらぐちからはいってきた卜斎ぼくさいであった。と——一しょに、ドカドカとやりや刀や鉄棒てつぼうをひっさげた武士ぶしのすがたが、庭へあふれこんできた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
露地にいた足駄の跡を避けて、小僧に案内させた藤吉は子分二人を引具して家について裏口うらへ廻った。