“以上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いじやう46.5%
いじょう34.9%
いじよう8.1%
うえ2.3%
いじゃう1.2%
いぜう1.2%
うへ1.2%
かんつがた1.2%
これ1.2%
イジョウ1.2%
オーバー1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか今日こんにちところでは病院びやうゐんは、たしか資力ちから以上いじやう贅澤ぜいたくつてゐるので、餘計よけい建物たてもの餘計よけいやくなどで隨分ずゐぶん費用ひようおほつかつてゐるのです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ちんは、もっとそれ以上いじょうのもの、永久えいきゅう平和へいわもとめているのじゃ。はやく、ちんいしになり、くさになり、なんじ魔法まほうでしてもらいたい。」
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
世界大地震せかいだいぢしん記事きじおいて、人畜じんちくむほどの地割ぢわれの開閉現象かいへいげんしようおこつたのは、著者ちよしや鋭意えいい調しらべた結果けつか以上いじよう三回さんかいのみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
どうぞ、これより以上うえに懺悔することを、おゆるし下さい。私たち二人はフカの餌食になる価打ねうちしか無い、狂妄しれものだったのですから……。
瓶詰地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
面附つらつきこそはれよりもよけれ、脛附すねつきが十人並にんなみ以上いじゃうぢゃ、それからあしどうやはふがほどいが、ほかには、ま、るゐい。
しかしべつにそれ以上いぜう文学談ぶんがくだんなかつた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
卑賤ひせんにそだちたる我身わがみなれば、はじめよりこの以上うへを見も知らで、世間は裏屋に限れる物とさだめ、我家わがやのほかに天地のなしと思はゞ、はかなき思ひに胸も燃えじを
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
想うに、『史記』匈奴列伝に唐虞より、以上かんつがた山戎さんじゅう等ありて北蛮におり、畜牧に随って転移す、その畜の多きところは馬牛羊、その奇畜はすなわち駱駝と驢と騾と駃騠けってい騊駼とうと騨騱てんけいととある。
「心臓捕りの」物語は、すなわち以上これで終りである。人工の巨人の運命や、博士と看護婦との成行や、本田捨松の其後に就いては、機会おりを見ていずれ語ることにしよう。要するに夫れは後日ものがたりである。
人間製造 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
うまく大漁とぶちあたれば、一シイズン二千ドル以上オーバーという金の女神エルロオ・エンジェルの流し目にぼうとなって、命までもと打ちこんだプロもプロ大玄人プロ
南部の鼻曲り (新字新仮名) / 久生十蘭(著)