“導”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みちび79.8%
みちびき9.0%
しるべ4.5%
みち2.2%
みちびか2.2%
おさ1.1%
しる1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゞならぬ樣子を見て、平次は女をみちびき入れました。奧の一間——といつても狹い家、行燈あんどんを一つ點けると、家中の用が足りさうです。
汝今よく知りぬらむ、世のよこしまになりたる原因もとは、汝等の中の腐れしさがにあらずして惡しきみちびきなることを 一〇三—一〇五
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
習慣ならはしはかしこにてかく我等のしるべとなれり、しかしてかの貴き魂のうけがへるため我等いよいよ疑はずして路に就けり 一二四—一二六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
かれ現在げんざい自分じぶんゆるかぎりの勇氣ゆうきひつさげて、公案こうあんむかはうと決心けつしんした。それがいづれのところかれみちびいて、どんな結果けつくわかれこゝろきたすかは、かれ自身じしんいへどまつたらなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
御両方おふたかた無言にて頷きたまえば、再び矢島にみちびかれ、門を出でて三拝せしが、見送る人眼のあらずなれば、ニヤニヤと笑うて、ペロリと舌。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
(五) 子曰く、千乗の国をおさ(治)むるには、事をつつしんでまことあり、用を節して人を愛し、民を使うに時をもってせよ。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
つららとぢこま踏みしだく山河やまかはしるべしがてらまづや渡らん
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)