“白鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はくちょう48.7%
はくてう23.1%
しらとり15.4%
スワン7.7%
はくちよう2.6%
シラトリ2.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おまえの大好だいすきなうおってきてやったよ。」と、白鳥はくちょう母親ははおやは、子供こどもかっていいました。
魚と白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そこで、子家鴨こあひるきゅう水面すいめんり、うつくしい白鳥はくちょうほうに、およいできました。
こう云いながら岩太郎は囲炉裡の側へ近寄って来たが杉右衛門に向かい合って胡座あぐらを掻いた。見ると手に白鳥はくちょうを下げている。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
水剪紅羅すゐせんのう、すこし不格好ぶかくこうだが、白鳥はくてうくびのやうにむくむくした毧毛わたげがある。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
眞鍮しんちう茶釜ちやがま白鳥はくてう出居いでゐはしら行燈あんどうけて、ともしびあかく、おでん燗酒かんざけ甘酒あまざけもあり。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ただ白鳥はくてう君には髭が無いけれどマス君にはうしろねた頤髭あごひげがある。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
加賀爪伝内の切ってはなった黒鷹くろたか石打羽いしうちは、まさしく、白鳥しらとりみね大鳥居おおとりいがくぶちにさっているのに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
三河の横山という村では、産土神うぶすながみ白鳥しらとり六社さまの御神体が片目でありました。
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
若松の裏海岸、港とは反対のわきうらの外れに、白鳥しらとり温泉がある。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
そこで私はその白鳥スワンという姓があんぐれかえたゆに系統のものであることを指摘して、夫人に満足な説明を求めたのだった。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
美和子が、毎晩のように、お店に現われると、結局美和子が、バー・白鳥スワンする王女になってしまうような気がした。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
風間九十郎は、日本の沙翁劇俳優として、恐らく古今無双であろう。のみならず、白鳥スワン座の騎士——と云われたほどに、往古のエリザベス朝舞台には、強い憧れを抱いていた。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
白鳥シラトリは、鵠をはじめとして、鶴・鷺に至るまで、元は常世から来る神と見たのが、後遅く神使と見られて来たのは此故である。