“正宗白鳥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まさむねはくちょう83.3%
まさむねはくてう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正宗白鳥まさむねはくちょうさんが角帽生という仮りの名でお書きなされたものの中に、大学の文科においでなさった頃の博士と、前東京控訴院長大塚正男氏の長女の楠緒さんとは
大塚楠緒子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
四十三、四年頃にいたりて正宗白鳥まさむねはくちょう浜町の私窩子を描き、小栗風葉おぐりふうようは鶴巻町辺の酌婦しゃくふの事を小説に書きしことあるやうに覚えしが今その名を憶ひ得ず。暫く後考こうこうつ。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
さう言へば正宗白鳥まさむねはくてう氏も昔は白塚はくちようと号してゐたかと思ふ。これは僕の記憶違ひかも知れない。が、若し違つてゐないとすれば、この号もかく年少時代の正宗氏を想はせるのに足るものであらう。
続澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)