“狸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たぬき96.6%
まみ0.6%
たぬ0.6%
たのき0.6%
だぬき0.6%
むじな0.6%
マミ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただたぬきと赤シャツは例外である。何でこの両人が当然の義務をまぬかれるのかと聞いてみたら、奏任待遇そうにんたいぐうだからと云う。面白くもない。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まみは古巣で泣いてろ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「それこそ、たぬちゃんでいらっしゃる。」
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
たのき裏といい、一軒の平家に四つの家族が同居しているのだ。
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
取付虫とりつきむし寿林じゅりん、ふるだぬき清春せいしゅんという二人の歌比丘尼うたびくにが、通りがかりの旅客を一見しただけですぐにその郷国や職業を見抜く、シャーロック・ホールムス的の「穿うがち」をも挙げておきたい。
西鶴と科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「そんならいいけれど、与の公、お前はどうも左膳さまとは同じ穴のむじならしいね」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
マミの毛皮を耳にはめ、 シャブロの束に指組みて
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)