“むじな”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムジナ
語句割合
60.2%
35.2%
2.3%
1.1%
1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論むじなは、神武東征の昔から、日本の山野にんでいた。そうして、それが、紀元千二百八十八年になって、始めて人を化かすようになった。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
マットむじなと云う語は、ケット部落に近き今も越後、信濃の山間地方において行われ、その語を以てよく真人村の人をからかうそうである。
「ケット」と「マット」 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
一朝政権を握れば憲政会自身がまた官僚主義者たることにおいて同じ穴のむじなであることを掩蔽えんぺいし、寺内、後藤二氏から受取った悪罵以上の悪罵を以てむくいながら
選挙に対する婦人の希望 (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
「そんならいいけれど、与の公、お前はどうも左膳さまとは同じ穴のむじならしいね」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
図らずも難風に出会い、その二人の舟人は途中において相果てました、一人いちにんの舟人が死際しにぎわ懴悔話ざんげばなしを聞きますると、旅宿で船の世話をしてくれた商人あきんども其の二人の舟人も同じ穴のむじな
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)