“驢馬”の読み方と例文
読み方割合
ろば100.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちょうどその頃、先輩の玄洋社連が、大院君を遣付やっつけるべく、烏帽子えぼし直垂ひたたれ驢馬ろばに乗って、京城に乗込んでいるんだぜ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼女と島崎との対照は、ちょうどすねの長いアフリカ種の馬のそばに驢馬ろばが寄り添ったようであるけれど、彼女は、十分な満足を感じ得ている。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その灌木を見てから、トロミエスは叫んだ、「驢馬ろばに乗せてあげよう!」驢馬屋に賃金をきめて、彼らはヴァンヴとイッシーとの道から戻ってきた。
彼女がこう言った刹那せつな、その馬は荷を積んだ驢馬ろばを避けようとしたはずみに、ちょうどこっちへ進行して来た人力車と真向かいになった。
「これですか? これは驢馬ろばの脳髄ですよ。ええ、一度乾燥させてから、ざっと粉末にしただけのものです。時価は一とん二三銭ですがね。」
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
野馬はチベット語にキャンというて北原の野馬だとして居るが、その実は野の驢馬ろばであって英語にはチベット語をそのまま用いてキャンというて居る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
「なるほど、トロツキーが驢馬ろばの脳髄と云っただけのことはあるね。」法水が皮肉に笑うと、ルキーンはちょっと厭な顔をしたが、先を続けた。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
何という自分は驢馬ろばだろう。すぐびっくりする。途方にくれる。いきなり悪かったと思う。何という驢馬だろう‼ 自分に腹立たしく思った。