“鶸”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひわ71.4%
ひは28.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
竹むらにからまる烏瓜からすうりをつつきに来るからす、縁側の上まで寄って来る雀、庭木の細かい枝をくぐるひわ四十雀しじゅうからの姿も目に止った。
果樹 (新字新仮名) / 水上滝太郎(著)
あいひわ朽葉くちばなどかさなりあってしまになった縁をみれば女の子のしめる博多はかたの帯を思いだす。
小品四つ (新字新仮名) / 中勘助(著)
あゐ萌黄もえぎくれなゐの、おぼろ蝋燭らふそくみだれたのは、ひわ山雀やまがらうそ
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
十三歳の秋から下総しもうさの田舎にやって来て、虚弱なために二年ほどの間、目白やひわを捕ったり飼ったりして暮した。
まことや鶯、繍眼児めじろひわ萵雀あおじの羽の緑なる、鳩、竹林鳥るりの紫なる皆何物にも譬へがたなき色なり。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
駒鳥やひはの声の代りに、今は唯五十雀ごじふからが、稀に鳴き声を送つて来る、——トウルゲネフはもう一度、まばらな木々の中を透かして見た。
山鴫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
つぐみひは獦子鳥あとり深山鳥みやま頬白ほゝじろ山雀やまがら四十雀しじふから——とてもかぞへつくすことが出來できません。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
谿隈たにくまひはの声多し杉の花のややに焦げて春まさに来ぬ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
⦅あれは頬白ほほじろ あれはひは あれは もみの樹 あれは
優しき歌 Ⅰ・Ⅱ (新字旧仮名) / 立原道造(著)
そこの梢のてつぺんに一はのひはがないてゐる