“雉子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きじ75.0%
きぎす15.3%
きゞす6.3%
きぎし2.1%
さじ0.7%
キヾシ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雉子(きじ)の雄は二月、三月が季節の盛りで、雌の方は三月、四月が最高潮である。鴨でも、鯛でも、鮎でも雄の方へ一足先に季節がくる。
季節の味 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
ぴよぴよと啼くは雛鶏(ひなどり)。雀子はちゆちゆとさへづり、子を思ふ焼野の雉子(きぎす)けんけんと夜も高音うつ。現身(うつしみ)の鳥の啼く音(ね)のなぞもかく物あはれなる。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
燒野の雉子(きゞす)、夜の鶴といふ古くさいむかしのことばどほりな母にたいして、自分も、古い子どもで居ようといふ氣もちからであつた。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
(こは還矢の本なり。)またその雉子(きぎし)還らず。かれ今に諺に雉子の頓使(ひたづかひ)一八といふ本これなり。
「あんなにいうんだから、仲間にしてやってくださいよ。桃太郎だって犬、猿、雉子(さじ)の家来が三人、辻講釈できくと、西遊記の三蔵法師にもけらいは三人、孫悟空(そんごくう)に猪八戒(ちょはっかい)に沙悟浄(さごじょう)」
幻術天魔太郎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
をち方のあは野(ヌ)の雉子(キヾシ)とよもさず……
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)