“蛇腹”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゃばら81.3%
じやばら12.5%
バラベット6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漆喰しっくいの割目から生え伸びているほどで、屋根は傾き塗料は剥げ、雨樋あまどいは壊れ落ちて、蛇腹じゃばらや破風は、海燕の巣で一面に覆われていた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
大理石のつまづいたり、壞れて落ちた蛇腹じやばらの破片に引つかゝつたりし乍ら。肩掛にくるまり乍ら、まだ私は見知らぬ赤ン坊を抱いてゐるのです。
わけないさ。窓の外に、人が一人通れるだけの蛇腹バラベットが廻っている。みなが決闘に夢中になっている間に下手の幕のうしろの窓から出て上手の窓から入り、ハムレットが幕へもたれるのを
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)