“蟒蛇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うわばみ82.6%
うはばみ13.0%
ぼうじゃ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さては妖邪の気が吸うのだと感付き、若少者わかもの数百人を募り捜索して、長数十丈なる一大蟒蛇うわばみを見出し殺した(『淵鑑類函』四三九)。
三四郎は此缶の横腹よこつぱらいてゐるふたつの穴にをつけた。穴が蟒蛇うはばみ眼玉めだまの様にひかつてゐる。野々宮君は笑ひながらひかるでせうと云つた。さうして、う云ふ説明をして呉れた。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
また『和名抄』に蟒蛇ぼうじゃ、和名夜万加々知やまかがち、『古事記』に赤加賀智あかかがちとは酸漿ほおずきなりとあれば、山に棲んで眼光強い蛇を山酸漿やまかがちといったのであろう。