“蛾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
85.7%
ひとりむし9.5%
ちょう1.0%
てふちよ1.0%
ひひる1.0%
ひむし1.0%
ヒムシ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
からすうりの花がおおかた開ききってしまうころになると、どこからともなく、ほとんどいっせいにたくさんのが飛んで来てこの花をせせって歩く。
からすうりの花と蛾 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
黄色きいろなすきとおるようなはねは、気味きみわるいほど、つめたく、硫黄いおういろのようにえたのです。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうしてこしらえた黄いろな糸が小屋に半分ばかりたまったころ、外に置いた繭からは、大きな白いがぽろぽろぽろぽろ飛びだしはじめました。
グスコーブドリの伝記 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
あまつさ辿たどむか大良だいらたけ峰裏みねうらは——此方こちらひとりむしほどのくもなきにかゝはらず
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
如何にそれが、光に於けるひとりむしに似てゐるか。
はためきめぐるひとりむし
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ちょうとふたり逢ふや出で湯のさざれ波
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
「どうも己は気が変になつたのぢやないか知らん。あのてふちよは、あれは己の頭にゐるのだらう」と、ドルフは思つた。
蚕が死ぬ、ナニ死ぬではないひひるになッて生きているよ。
ねじくり博士 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
死刑囚のわが焦燥の如くありあがくとも見ゆるひむしの一つ
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)
前にも引き合ひに出たすくなひこなの神なども、常世へ行つたと言ふが、実は、ヒムシの皮を全剥ウツハぎにして衣とし、蘿摩カヾミサヤの船に乗る仲間の矮人ヒキウドの居る国に還住したことをすのであらう。
妣が国へ・常世へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)