『聖ニコラウスの夜（せいニコラウスのよ）』

テルモンド市の傍を流れるエスコオ河に、幾つも繋いである舟の中に、ヘンドリツク・シツペの持舟で、グルデンフイツシユと云ふのがある。舳に金色に光つてゐる魚の標識が附いてゐるからの名である。シツペの持舟にこれ程の舟が無いばかりでは無い、テルモンド …

著者	カミーユ・ルモンニエー
翻訳者	森林太郎
翻訳者	森鴎外
ジャンル	文学 > フランス文学 > 小説 物語
原題	SANKT NIKOLAUS BEI DEN SCHIFFERN
初出	「三田文学　四ノ一―四」1913（大正2）年11月～12月
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約28分（500文字/分）
朗読目安時間	約47分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

帷（たれぬの） 過（た） 免（ゆるし） 薄（せま） 代替（かはり） 傍（かたはら） 小川（こがは） 川面（かはつら） 脱（はづ） 金色（きんしよく） 姑（しうとめ） 巷（こうぢ） 徐（しづ） 情（じやう） 熟（よ） 父親（てゝおや） 穹窿（きうりう） 笑（ゑ） 蛾（てふちよ） 上下（うへした） 中（あた） 升（のぼ） 周囲（まはり） 潜（もぐ） 爹児（テエル） 男女（なんによ） 繋（かか） 群集（ぐんじゆ） 羽搏（はう） 膚（はだへ） 魚（うを） 上沓（うはぐつ） 上衣（うはぎ） 人（にん） 利酒（きゝざけ） 劇（はげし） 印（いん） 可笑（をか） 唾（つばき） 妻（さい） 展（の） 干魚（ひもの） 弔（つ） 掩（おほ） 標識（しるし） 灌（そゝ） 点（とも） 燈（ともしび） 甘（あま） 穿（うが） 竪（た） 耆宿（きしゆく） 腭（あぎと） 貫（ぬ） 銀（しろがね） 障（さは） 頃日（このごろ） 上（のぼ） 主（ぬし） 交煮（まぜに） 令（れい） 係蹄（わな） 外（ほか） 妃様（きさきさま） 娠（はら） 孕（はら） 寝台（ねだい） 屏（つ） 市（いち） 拳（こぶし） 摩（す） 摩足（すりあし） 数人（すにん） 景物（けいぶつ） 木沓（きぐつ） 松明（たいまつ） 欠伸（あくび） 溲起（しうき） 火影（ほかげ） 為事（しごと） 焼鍋（やきなべ） 燈火（ともしび） 瓦斯（ガス） 甘（うま） 生憎（あいにく） 産月（うみづき） 画額（ゑがく） 真木（まき） 瞑（つぶ） 礙（さまた） 秣（まぐさ） 締金（しめがね） 縷（る） 纜（ともづな） 翹（つまだ） 背後（うしろ） 胡桃（くるみ） 腮（あご） 蒸鍋（むしなべ） 衝（つ）